アメリカに入国できる犬の要件が2024年8月1日に変わりました

ペットと共に海外移住したいときの準備と手続き

ペットと海外移住

日本出国前の検査を受けるための国内での手続き

 項目1~項目4までの要件を満たしているペットの犬猫は、以下のステップを経て空港又は海港にある検疫所で検査を受けることができます。これを輸出検疫といいます。行政書士は、この輸出検疫の申請を海外渡航の準備で忙しいお客様に代わって行うことができます。

  1. 輸出検査を受ける動物検疫所へ検査10日前(出国10日前ではない)までに事前連絡する
  2. 動物検疫所発行で輸出検査を受け、輸出検疫証明書を取得する

 旅行者は、輸出検疫証明書を得て初めて空港のチェックインカウンターでペットを預けることができます。

 これらの日本国内の手続の他にも到着国毎に必要とされる手続き及び提出書類があるため、渡航計画時に必要事項を確認することが必要です。さらに、航空会社によっては短頭犬種(ブルドッグやパグ等)について受入時期を夏季以外に限定している等の条件があるため、前もって航空会社の条件を確認することも重要です。

まとめ

 以上、海外へ向けて日本を出国するためのペットの要件と必要書類、及びそのための手続きを解説しました。ペットと共に海外へ引っ越しするには余裕を持って計画を立てることが重要です。今回のポイントをまとめます。

  • ペットにマイクロチップを装着する
  • ペットに2回の狂犬病予防接種をする
  • ペットに狂犬病抗体価検査を行う
  • レプトスピラ症予防接種を行う(イヌのみ)
  • ペットに動物検疫所において輸出検査を受けさせて輸出検疫証明書を得る

日本を出発する6~7か月前から準備を始められるとよいでしょう。次回の記事では、相手国が課す要件を紹介してみたいと思います。海外への移住にペットを連れていきたいのだけれども自分で手続きの全てを行う時間がない、助けを必要としている、という方は行政書士渡邉光一事務所にご相談ください。

 ペットと共に海外短期滞在(海外旅行等)するときの注意点についてはこちらの記事で説明していますのでどうぞご覧ください。

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