2026年4月1日以降、シンガポール・チャンギ国際空港における輸入検疫が変わります

ペットの犬猫とメキシコへ渡航するための準備ガイド

チワワ ペットと海外移住
この記事は約4分で読めます。

 本記事では、メキシコ国立農産食品衛生安全品質サービス局(SENASICA)の公式ホームページに記載されている情報を基に、ペットの犬猫と一緒にメキシコと日本との間を渡航する際に必要な準備や手続きについて紹介します。

ペットをメキシコに連れていくための準備

 日本を出国するまでの手続きについては本ブログの別記事「ペットと一緒に海外移住したいときの準備と手続き」をご覧ください。

ペットの条件

  • ISO11784/11785準拠のマイクロチップの装着
  • マイクロチップ装着後の狂犬病予防接種:生後91日齢以上のペットに実施します。
  • 内部寄生虫および外部寄生虫の駆除:メキシコ渡航前6か月以内に実施します。
  • 健康診断書の取得:動物病院のレターヘッド付きの用紙で健康診断書を作成してもらいます。健康診断書の有効期間は15日です。記載内容は、臨床検査において健康であること、外部寄生虫が見られないこと、および獣医師の登録番号です。
  • 輸出検疫証明書の取得:動物検疫所において輸出検査を受検して輸出検疫証明書を取得します。

空港検疫

 メキシコの国際空港に到着したら、輸入検疫を受けるために空港内のSENASICAのオフィスに以下の書類を提出します。

  • 輸出検疫証明書または健康診断書
  • 飼い主(輸入者)のEメールアドレス

 以上の書類・情報を提示して輸入動物衛生証明書(CZI)を申請します。

 SENASICAの係官は、ペットの健康状態を確認するためにペットの身体検査を行います。ノミやダニなどの外部寄生虫が見つかった場合、ペットは一時的に係留される可能性があります。

 輸入動物衛生証明書(CZI)は、大事に保管してください。

日本帰国に必要な条件と書類

ペットの条件

  • ISO11784/11785準拠のマイクロチップの装着
  • マイクロチップ装着後の2回の狂犬病予防接種:生後91日齢以上の時点で1回目、その後31日目以降かつ有効免疫期間に2回目の接種を行います。
  • 狂犬病抗体検査:2回目の狂犬病予防接種の有効免疫期間中に行います。
  • 180日間の待機:狂犬病抗体検査のための採決日から180日間を待機します。
狂犬病抗体検査機関

 メキシコの国立動物衛生診断センター National Center for Diagnostic Services in Animal Health (CENASA) が農林水産省の指定検査施設に認定されました。

 2024年8月1日以降、本検査施設で実施された狂犬病抗体検査の結果は有効です。検査結果は、採血日より2年間有効です。

輸入手続き

  1. 輸入届出書の提出:日本到着の40日前までに、到着予定の空港・港を管轄する動物検疫所へ提出。
  2. 届出受理書の取得:検疫所から交付される「届出受理書」を受け取り、渡航時に携帯。
  3. 輸出前検査:渡航前10日以内に、現地の獣医師による健康診断を受け、Form ACに必要事項を記入してもらうとともに、健康診断書を作成してもらう。
  4. 証明書の申請:渡航前8日以内に、メキシコの国立農産食品衛生安全品質サービス局(SENASICA)に輸出許可申請をする。
  5. 証明書の取得:SENASICAにおいて輸出許可と輸出国政府機関が発行する証明書(Form AC)を取得。

輸出許可申請

 輸出許可申請の際には以下の書類を提出します。

  1. 輸出許可申請書
  2. 飼い主(荷送人)の公的身分証明書
  3. Form AC
  4. 健康診断書
  5. 狂犬病予防接種証明書
  6. マイクロチップ装着証明書
  7. 狂犬病抗体検査結果通知書
項目4の書類の記載内容
  • ペットの情報(名前、マイクロチップ番号、品種、毛皮の色、性別および年齢など)
  • 飼い主の名前およびメキシコ国内の住所
  • 怪我がないこと、治療中の病気がないこと、感染症の兆候がないことの獣医による診断
項目5の書類の記載内容
  • ワクチン情報(名称、製造会社名、バッチ番号、消費期限)
  • 接種情報(接種年月日、有効免疫期間)
項目6の書類の記載内容
  • マイクロチップ番号
  • 装着日または読了日
  • 飼い主の情報

申請手続き

  • 上記の書類をSENASICAのオフィスに提出して輸出許可を申請します。
  • Form ACに署名と公印をもらいます。
  • 輸出許可は、書類提出日から3営業日以内に交付されます。輸出許可証には署名欄と押印欄が2つずつあり、1つ目の署名と公印が付与された輸出許可証が交付されます。
  • 輸出許可の有効期間は8日です。
  • 出国当日にペットと一緒に再度SENASICAのオフィスに訪れ、2つ目の署名と公印をもらってから出国します。

 日本到着後の輸入検疫の流れについては、本ブログの別記事「非指定地域(狂犬病発生地域)からペットと一緒に日本へ帰国するための準備ガイド」をご参照ください。


 以上、メキシコ国立農産食品衛生安全品質サービス局(SENASICA)の公式サイトに掲載されている情報を基に説明しました。ペットを連れてメキシコへ渡航したいけれど、ペットの渡航準備をすべて自分で行う時間がない方、サポートが必要な方は、行政書士渡邉光一事務所にご相談ください。

タイトルとURLをコピーしました