2026年4月22日にEUペットパスポートのルールが変わりました

ペットと一緒にUAEへ渡航するための準備ガイド

シャム ペットと海外移住
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 本記事では、アラブ首長国連邦(UAE)気候変動・環境省(MOCCAE)の公式ホームページに記載されている情報を基に、ペット(犬・猫)とUAEへ渡航する際に必要な準備や手続きについて紹介します。さらに、UAEからアメリカやEUへ移動する場合に求められる準備や手続についてもあわせて紹介します。

UAE入国に必要な条件と書類

入国許可の申請

 ペットの犬猫をUAEに持ち込むためには事前に入国許可(Import Permit)を得る必要があります。オンラインサービスを利用して輸入許可の取得手続きを行うために、事前にUAE PASSアカウントを作成する必要があります。

 取得した輸入許可の有効期間は発行後90日です。

ペットの条件

  • UAEに持ち込めるペットの数:1年間に持ち込めるペットの数は1人当たり最大で2頭です。
  • UAEに持ち込めるペットの週齢:12週齢以上(日本在住のペットの場合)
  • ISO11784/11785準拠のマイクロチップの装着
  • マイクロチップ装着後の狂犬病予防接種:証明書が必要です。
  • 混合ワクチンの接種:証明書が必要です。
  • 狂犬病抗体検査:日本在住のペットを連れて行く場合には不要です。
  • 内部寄生虫および外部寄生虫の駆除:証明書が必要です。
  • 輸出検疫証明書の取得:動物検疫所において輸出検査を受検して輸出検疫証明書を取得します。
  • IATA規格準拠のクレート利用
  • 直行便の利用:UAEまでの直行便を利用します。乗り換えの場合には隔離が必要です。

 輸出検疫証明書取得の手続きについては本ブログの別記事「ペットと一緒に海外移住したいときの準備と手続き」をご覧ください。

入国禁止・制限を受ける品種

禁止犬種:スタッフォードシャー・テリア、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(ピットブル)、マスティフおよび土佐犬などの犬

制限猫種:ベンガルおよびサーバルとの交雑種(雑種5代目以降を証する書類必須)

犬の予防接種等

種類時期
狂犬病ワクチン・初回の接種時に犬は12週齢超
・渡航21日以上前に実施(初回接種/接種のギャップがある場合)
・接種の有効期間内に入国
混合ワクチン対象疾患:犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬パルボウイルス感染症、レプトスピラ症
・接種の有効期間内に入国
内部寄生虫及び外部寄生虫の駆虫・渡航前14日以内に実施

猫の予防接種等

種類時期
狂犬病ワクチン・初回の接種時に猫は12週齢超
・渡航21日以上前に実施(初回接種/接種のギャップがある場合)
・接種の有効期間内に入国
混合ワクチン対象疾患:猫白血球減少症、猫ウイルス性鼻気管支炎、猫カリシウイルス感染症
・接種の有効期間内に入国
内部寄生虫及び外部寄生虫の駆虫・渡航前14日以内に実施

輸入検疫

  • 到着空港において税関申告を行う。
  • 予防接種証明書を提出する。
  • 輸出検疫証明書を提出する。
  • 狂犬病の高リスク国から来たペットについては、狂犬病抗体検査証明書(有効期間:1年間)を提出する。

手数料

 手数料は、UAE PASSを利用してオンライン上で支払います。

  • 入国許可申請時:200 AED(1頭当たり)
  • 検疫解放時:500 AED(犬1頭当たり)、250 AED(猫1頭当たり)

UAE出国に必要な条件と書類

 UAEからペットを連れて日本へ帰国する場合、農林水産省が認定する検査機関で狂犬病抗体検査を受けていることが必須となり、採血後180日間はUAEで待機する、または日本帰国後に係留施設で待機期間を過ごす必要がしょうじることがあります。

 そのため、出国先として日本ではなく、アメリカやEUを選択するという方法もあります。以下は、それぞれの地域へ移動する際に求められる条件を紹介します。

輸出許可申請

 犬猫をUAEから連れ出すためには事前に出国許可(Export Permit)を得る必要があります。UAE PASSを利用するオンラインサービスにて輸出許可を取得します。

 取得した輸出許可の有効期間は発行後30日です。

 飛行機への搭乗前に、ドバイ空港のカーゴビレッジにある動物検疫所で書類チェックを含む獣医官による検査を受けます。

アメリカへ出国する場合

必要な予防接種・検査等

 以下の予防接種・検査を適切については、UAE国内の獣医師による診察・相談を受けることが重要です。

  • ISO11784/11785準拠のマイクロチップの装着
  • 狂犬病予防接種:
  • 狂犬病抗体検査:犬の場合に必要。狂犬病予防接種後、アメリカ入国28日前までに実施。
  • 口蹄疫およびラセンウジバエ(Screwworm)の検査:罹患していない・寄生されていないことが必要です。ラセンウジバエについてはアメリカ入国前5日以内に検査します。
狂犬病抗体検査機関

 UAEの中央獣医研究所 Central Veterinary Research Laboratory はアメリカCDCの認定検査施設であり、本研究所で実施された狂犬病抗体検査の結果はアメリカにおいて有効です。

アメリカ側手続き

 本ブログの別記事「ペットの犬猫とニューヨーク・ハワイへ引っ越し・渡航するための準備ガイド」内の「高リスク国での滞在歴がある場合」をご参照ください。

EUへ出国する場合

必要な予防接種・検査等

 以下の予防接種・検査を適切については、UAE国内の獣医師による診察・相談を受けることが重要です。

  • ISO11784/11785準拠のマイクロチップの装着
  • 狂犬病予防接種:
  • エキノコックス(多包条虫)駆虫薬投与:下記の国への入国の24~120時間前に実施。
    • マルタ
    • フィンランド
    • アイルランド
    • 北アイルランド
    • ノルウェー

※ペットをUAEからEU諸国へ連れて行く場合には、狂犬病抗体検査は不要です。

EU側手続き

 本ブログの別記事「ペットの犬猫とフランス・ドイツへ引っ越し・渡航するための準備ガイド」をご参照ください。

 EU諸国入国の際に必要なEU様式動物衛生証明書は、MOCCAEの係官の署名と公印の押印を必要とします。そのためにもUAE国内の獣医師による相談を受けることが重要です。

日本へ出国する場合

ペットと一緒にUAEから日本へ帰国するための日本側の検疫の手続きについては本ブログの別記事「非指定地域(狂犬病発生地域)からペットと一緒に日本へ帰国するための準備ガイド」をご覧ください。

 日本へ帰国するためには狂犬病抗体検査が必須ですが、UAE中央獣医研究所は農林水産省の認定検査機関ではないため、本研究所で実施された狂犬病抗体検査の結果は日本においては無効です。農林水産省の認定検査機関で検査を受ける必要があります。

 輸出前検査の際にUAEの獣医師が署名した所定の動物衛生証明書(Form AC等)をドバイ空港のカーゴビレッジにある動物検疫所へ持参し、係官の署名と公印の押印を得て輸出国政府発行証明書を取得します。


 以上、UAE気候変動環境省(MOCCAE)の公式サイトに掲載されている情報を基に、UAE入国・出国に必要な手続きの概要を紹介しました。海外へのペット渡航は国ごとに要件が異なるため、渡航先の制度を正確に把握しながら準備することが大切です。

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