アメリカに入国できる犬の要件が2024年8月1日に変わりました

ペットの犬猫とEU諸国へ入国するための準備と手続き~フランス・ドイツ編

ペットと海外移住

ペットの犬猫とフランスへ入国するための要件と書類

ペットの要件

 まず、スタッフォードシャー・テリア、アメリカン・スタッフォードシャー・テリア(ピットブル)、マスティフ、及び土佐犬のフランスへの入国は制限されています。フランス大使館のホームページによると日本からフランスへ連れていくことができるペットの犬猫の要件は次のようになっています。

  • 一回の入国につき入国を認められるペットの数は最大で5頭である
  • ペットの週齢は16週齢以上である
  • ISO11784規格のマイクロチップの装着が必要である
  • 狂犬病ワクチン(不活化ワクチン又は組換えワクチン)の接種がマイクロチップの装着後に必要である
  • 日本で出生してから日本国外へ出ることなく在住していたペットには狂犬病抗体価検査は不要である

 狂犬病ワクチンの接種は、フランスに入国する少なくとも21日前に行われていることを要します。

必要書類

 日本からフランスへペットを連れて行くときの必要書類には次の書類が挙げられます。

  • 狂犬病ワクチン接種証明書
  • 獣医健康証明書

 狂犬病ワクチン接種証明書は、日本の動物検疫所での輸出検疫に狂犬病ワクチン接種の記録を持参して狂犬病ワクチン接種の記録を輸出検疫証明書に記載してもらうことで作成されます。(R06.05.09追記)念のために獣医師発行の狂犬病予防接種注射済証の原本とその翻訳も携帯してください。

 獣医健康証明書はEU書式による証明書です。この健康証明書は、日本の動物検疫所での輸出検疫時に作成してもらいます。この健康証明書は、フランス入国の10日以内に作成されることを要します。フランス大使館のホームページによると日本の動物検疫所から発行される輸出検疫証明書で代用することもできるそうです。

日本に帰国するとき

 ペットと一緒にフランスから日本に帰国するための日本側の検疫の手続きについてはこちらの記事をご覧ください。在フランス日本国大使館のホームページによると、フランス側の手続きとして、フランス国外への動物の持ち出しに関してフランス国内の居住地を管轄する国民保護局(DDPP: Direction départementale de la protection des populations)の許可を得ます。加えて、フランスの動物病院において輸出前健診について資格がある獣医師の健康診断を受けます。健康診断書にフランス政府の獣医官の裏書が必要ですが、獣医官の所在はDDPPに尋ねます。

 こうして裏書を得た健康証明書が日本の動物検疫所に提出する輸出国政府機関発行の証明書になります。

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